2015年07月04日 13:52
渓流釣りのルール・マナーは「釣り上がっていくこと」が基本ですので、ビギナーの方は覚えておいてほしいと思います。対して、川幅の広い本流域は「釣り下がっていく」のが基本になるでしょう。いったんアップ狙ったものの思うような反応が得られない場合、もしくは、まだ反応しにくい魚が残っていると感じた場合。渓流では、そんな時に数キャストはど「攻め直す」イメージでダウンの攻めを行うのがよいと思います。先にアップで攻めている場合、いたと思われる魚を攻め直すのは実は難しいものです。川の中を歩く音はかなり反響するものですので、上流側へ回り込む際のアプローチには気を遣ってほしいと思います。ダウンで攻める際、手前側に白泡が立つようなポイントであれば、また流速の速い場所であるほど、魚の警戒心は低くなると考えています。魚が潜んでいると思われる場所を、投げる時も、さらにピックアップ時もよく観察してください。ルアーはアップ・アップクロスの釣りに比べて派手に動かす必要はありません。魚の着き場でステイさせつつ、シェイキングなどで若干ルアーにイレギュラーアクションを入れてアピールする。そんなスローな釣りが有効になるでしょう。