2015年06月14日 17:15
大局的に見ると「一定に巻く」また「流れで一定に留めるように泳がせる」と、攻めの選択肢が限られるスピナーは、スプーンよりそのアクション変化に乏しいのは事実であり、アクションのカテゴリーとしてはスプーンのただ巻きの効果に近いルアーかもしれません。よって、基本的には早春や低水温期など、「一定のものを見切ることのできない時期やシチュエーション」でとくに効果的だと考えてられます。スピナーとスプーンの最大の違いはルアーそのものが発生する波動です。①スピナー②ファットスプーン③スリムスプーン、の順で波動が強いと思われます。キャストのストロークで見ればスプーンのただ巻きの攻めとアピールはそれほど変わりませんが、それでも魚がスプーンについてこない、いまいちスプーンでは寄せるパワーが足りない、と思う状況でスピナーのブレードの波動が有効になる、と思います。また、ブレードが発生する強い波動ゆえ、これが嫌われる場合もあるため、様々な状況下で魚の反応をよく見極める必要はあるでしょう。さらにブレードによっても波動が変わるので、これも判断材料のひとつにしてほしいと思います。①コロラドタイプ、②インディアナタイプ、③ウィローリーフタイプ、の順で波動が小さくなります。