スプーンで1シーズンを釣るコツとは?

bobby

2015年07月01日 14:40

早期
低水温により魚の動きも著しく鈍くなる時期です。日中の水温上昇など例外的に活性が高くなることがありますが、基本的には動きの遅い魚に合わせた対策が必要になってきます。この場合、トゥイッチングなどでアグレッシブに狙うミノーイングより、スローに誘うことができるスプーンの方が攻略に適したルアーと言えるでしょう。ひと口にスプーンと言っても様々なタイプがありますが、「とりあえず1匹を釣りたい」ということであれば3~5g程度のウエイトの軽いものが有効です。また、肉厚が薄いものを選択すれば、よりスローに誘うことができます。早期は流れのきつい場所に着くことはほとんどありませんので、トロ場など流れの緩い場所をメインに狙っていくと釣果に恵まれるはずです。トラウトの中でも低水温に強いイワナは早期の好対象魚。岩盤帯が絡んだ場所が主な着き場になっているので、メインで狙うのもアリでしょう。また、解禁後のまだ雪の残るような極めて水温が低い時期は、シルバー系のカラーが強いような気がしています。

盛期
水温が適水温になり、直アップの速い釣りが有効になってきる時期です。瀬や石が絡んだ所に魚が着くようになるので、そういったポイントにスプーンをキャストしたら、流れに乗せながらアクションさせるといいでしょう。とくに、ヤマメの場合は上っ面を喰ってくるので、見切られない速度でシェイクに近いようなトゥイッチを加えてあげます。3g前後の小型スプーンを使用すれば、表層をゆっくり引くことができますのでオススメです。イワナは点の釣りで、流れと障害物が絡んだポイントのキワを狙います。ある程度落とし込んであげてからのシェイクが有効。イワナはヤマメより遅く動かす中にも喰わせの間を入れていきます。ダウンで留める釣りも有効です。

後期
最近は秋といっても残暑が厳しく高水温や渇水に悩まされることも多い。その場合、魚のバイトも早期と同様に浅くつくようなものが多くなるため、ナチュラルなアピールで誘いつつしっかり喰わせたいところ。そんな時期に多用するのがどんな魚も捕食しやすい小粒なシルエット&シェル貼りのスプーンです。また、掛けを重視した細軸のフックも有効です。渓相から魚の大きさを考えて、軸の太さを変えていくこともあります。



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