2015年05月09日 11:13
これだ、という回答は非常に難しいですが、広い意味ではウォブリングミノーは振れからくる「波動」で、ローリングミノーはヒラ打ちによる「フラッシング」で魚にアピールしていると考えられます。波動で訴えるウォブリングミノーは雪代水など視覚の効きにくい濁ったコンディションでも効果があります。フラッシングの強いローリング系は、クリアな水の中で反射を続けることで魚の闘争心を煽るような効果を持っているいるとも考えられます。
渓流魚のバイトスピードはヤマメ→イワナ→ニジマスの順になる傾向があります。おおまかには、ヤマメはローリングミノーによる速い釣り、イワナはウォブンロールミノーによる緩急をつけた釣り、ニジマスはウォブリングミノーによる遅めの釣りが有効と言えるでしょう。しかし、季節や活性、水の状況によって魚のミノーへの反応はケースバイケース。「このミノーは○●タイプだから・・・」というのではなく、魚とミノーの動きをマッチングしていけるように釣りをするのがベストです。