2015年06月06日 15:55
【ライトウエイト / 1~3g】
アピールの少ない3gクラスまでのスプーンは、プレッシャーが高い時や魚が敏感になっている時期に効果的です。具体的な状況は、まず魚の活性が低い早春や秋口の一か所に固まっているような時、そして、人為的プレッシャーにより魚スレている場合。さらに、魚がいることが想定でき、なんとか口を使わせたい場合、また、活性の高い最盛期でも動体視力のよいヤマメなどの魚に対しては、ルアーを見切られないため使用することもあります。
【ミドルウエイト / 3~7g】
最盛期は基本的にこのあたりのサイズから始めてみることをお勧めします。理由は、渓流の流速や深さに合わせてその日のベストなウエイトを早い段階で見つけ出すことができるから。ウエイトを細かく刻んだラインアップを持っているとよいでしょう。また、同じウエイトであってもカップ形状によって水を受ける抵抗が様々です。この基本的なウエイトの中から自分なりの状況別スタメンをつくることが、どの場所でも素早くヒットルアーを見つけるコツです。
【ヘビーウエイト / 7~10g】
釜や大淵でボトム攻略をする時に使用します。また、浅場であってもディープレンジを速く引きたい時に有効ですね。とくにイワナ系はボリュームのあるルアー、リアクションの釣りに反応する魚種なので、このサイズのスプーンが極めて効果的。ボトムバンプやフォーリングなどで狙う場合にも、軽量スプーンと重量級スプーンではフォール時のメリハリが全然違うため釣果に大きく差が出てきます。