2015年06月06日 16:15
安定したアクションを維持するということはスプーンの基本性能として不可欠なことですが、ただ巻きの中で一定以上の抵抗を受けるとイレギュラーアクションが発生するところに注目すると、この一定以上の抵抗という部分にはスプーンの性能による差異が出ますが、ボディが受ける水流の抵抗の境界線を熟知することで、見せる・追わせる。食わせるというイメージを持って釣りを展開できるかと思います。例を挙げると、本流のような広く深い流れをクロス~ダウンクロスにキャストし面で探る場合はおおよその魚の着き場を想定してキャストコースとトレースラインを選定しますが、そのほかのスポットからも魚が出る場合があるので単調なアクションにアクセントをつけるべくロッドワークを行います。それが「ジャーク」です。安定したスプーンのアクションに、誘いと食わせの間を入れる意味で行います。ルアーを追尾しはじめた魚に対し反射食いを誘発させるイメージです。