スプーンはタダ巻きが有効と言われるのは何故か?

bobby

2015年06月06日 16:28

ルアーアクションやルアータイプはあらゆる状況に対応するために様々なパターンがあり、これさえできれば、これさえあればというものではありません。タダ巻きもしかりで、このテクニックが効果的な魚種、状況というものがあります。具体的に言うと、魚種別ではニジマスに対して最も効果的で、リトリーブスピードに緩急をつけることでイワナ・ヤマメにも有効になってきます。サイズ別では魚種を問わず、大型になればなるほどタダ巻きが有効で、小型になるほどタダ巻きが効きづらい傾向があります。これは大型になるほど俊敏性が低くなるためと考えられます。状況別では、水温がそれぞれの魚種の適水温から遠ざかるほど「タダ巻き」が有効になってくるのですが、それぞれの魚種が最も高活性な適水温であればあらゆるルアーに対しての反応が期待できます。逆に不適水温になるほど魚の元気がなくなり、一定に泳ぎよく捕らえやすいターゲットを狙う傾向が強まります。つまり、活性が低い状況でタダ巻きが有効になるということ。例として、適水温期のヤマメは俊敏で一定に動くものをすぐに見切ってしまいますが、雪溶けの早春期、水温ひと桁台の状況下にいるヤマメは、スプーンの「タダ巻き」でいとも簡単に釣れてしまいます。水温がヤマメの適水温より低いこの時期は、スプーンのタダ巻きが有効な緩く浅い場所に着くこともある。それも理由のひとつです。



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