レーンを意識する釣りは重要なのか?
選択したレンジを有効に活かすために、具体的にはある程度一定のレンジをキープしてバイトに持ち込むには、流すラインを併せて考えなくてはなりません。このラインをここではレーンと呼ぶと理解していただいた上で話を進めますと、レーンを考える際には、水流の強弱や大小いくつもの筋、そこから発生する反転流など、複雑な流れを読み取ることが大事です。岩など障害物の有無、水深、両岸のカケアガリやカタなどの環境、これらの要素も重要なポイントです。これらの情報から縦のレンジ、横のレーンと組み合わせることで複合的・立体的に水中を理解できるようになるはずです。ルアーをひと流ししてみて反応が得られない場合は、まずは立ち位置を変えずにレーンに対して変化をつけてみるのはよくある手で、もちろん有効でしょう。ただ実際の渓流において、ひとつの立ち位置に対して流しやすいレーンはそう多くは存在しないものです。ここで無理をしてキャストを続けているとキャストミスや根掛かりを誘発しやすいだけでなく、スレにも繋がりますので、こんな時は慎重に立ち位置そのものを変えることもとても大切です。どちらかと言うと少しずつ、または大きく立ち位置を変えることで、より新しく最適なレーンを見いだそうとするのが良いのではないでしょうか。
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